「SDGs for Children」部活動 特別講演を実施しました

2026.02.26

本校の「SDGs for Children」部活動の一環として、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaによる「子ども未来プロジェクト」の特別講演を実施いたしました。 当日は、同協会代表の杉本彩様にご来校いただき、動物福祉の現状や課題について、実体験を交えながら心に響くお話を賜りました。

  

講演では、動物虐待の事件、ペットショップの現状やブリーダーの問題、日本の動物愛護政策の現状など、多岐にわたるテーマについて学びました。授業を通して、生徒たちは「人間だけでなく、あらゆる生き物の命について考える」という大切な時間を持つことができました。 また、「子どもたちが思いやりあふれる豊かな心を持った大人へと成長し、その積み重ねがやがて社会を変えていく。そこには、人と動物がしあわせに共生できる社会がある」という杉本様の真摯な思いに触れ、生徒一人ひとりが深く心を動かされる時間となりました。 さらに、動物保護や動物福祉の概念について理解を深めるとともに、将来大人になったときにどのような選択をすべきか、自分にできる行動は何かを考える貴重な機会となりました。

~生徒の感想~

・今回、動物の虐待などについてお話を聞き、私がよく見ているペットショップの裏側の現状を知ってショックを受けました。日本で堂々と動物が大切に扱われていない現実があることを学び、これからは動物の命や権利のために自分にできる行動をとっていきたいと思いました。(NF)

・「動物愛護」という言葉自体は以前から知っていましたが、実際に現場で活動されている方のお話を直接伺う機会はこれまでほとんどなく、今回のご講演は大変貴重でありがたい時間となりました。 講演では、動物虐待の大阪の事件、ペットショップの現状やブリーダーの問題、日本の動物愛護政策の遅れなどについて詳しく教えていただきました。また、同協会が目指している未来についても知ることができ、あまりに多くの新しい学びがあり、質問が思い浮かばないほど充実した内容でした。 私は3年ほど前に、多頭飼育崩壊について調べ、小学生に向けて出張授業を行った経験があります。その際に、もし今回のように動物愛護の最前線で活動されている方のお話を聞き、現状や私たちが目指すべき社会について深く理解できていたら、より良い授業ができたのではないかと感じました。 しかし、今回の学びをこれで終わらせるのではなく、今後の出張授業や自分自身の行動に活かしていきたいと思います。そして、動物愛護を日本に潜む大きな社会問題としてだけでなく、私たち一人ひとりにとって身近な問題として捉え、考え続けていくことが大切だと強く感じました。 (UF)

なお、本校の「SDGs for Children」クラブは、サステイナブルな社会の実現を目指し、中学生・高校生の視点から社会課題について学び、考え、行動することを目的として活動しています。気候変動、環境問題や人権、動物福祉など多様なテーマを探究し、自分たちにできる取り組みを企画・実践しています。また、校内での学びにとどまらず、地域の小学校等へ出向き、出張授業を行うなど、学んだことを社会へ還元する活動にも取り組んでいます。

自ら学び、自ら発信し、次の世代へとつなぐ経験を通して、主体性と責任感を育んでいます。 今回の講演のように、第一線でご活躍されている方々から直接学ぶ機会を大切にしながら、知識の習得にとどまらない「社会とつながる学び」を今後も積み重ねてまいります。 今回、このような素晴らしい学びの機会をいただけたこと、大変嬉しく思っております。ありがとうございました。

(文責)SDGs for Children 顧問 長尾芙美