関西学院「学びの連鎖」がここに、「AI活用プログラミングワークショップ2025」を開催しました
今年で8回目を迎える「関西学院AI活用プログラミングワークショップ」が、千里国際キャンパスで開催されました。会場には、約30組の小学生たちが集まり、笑顔と好奇心にあふれる1日となりました。
今回のテーマは「AI活用 by “AI音認識”」。私たちの身の回りにある“音”をAIがどのように聞き分け、どんなふうに活かせるのかを探究しながら、子どもたちは自分たちのアイデアを形にしていきました。
準備から実践へ ― 大学生と中高生のチームワーク
このワークショップは、関西学院大学副学長・巳波教授の監修のもと、大学生と千里国際中等部・高等部の「プログラミングプロジェクトチーム」の生徒たちが力を合わせて企画しました。
約2か月にわたってAI技術やプログラミングを学びながら、「どうすれば小学生にも楽しく伝えられるか」を考え、内容を練り上げてきました。
準備期間中のミーティングでは、何度も試行錯誤を重ね、学年の垣根を超えた協働の姿勢が見られました。
関西学院「学びの連鎖」
当日、小学生にAIやプログラミングの基礎を教えるのは中高生たち。ときには優しく寄り添い、ときには一緒に悩みながら、学びを共有していく姿が印象的でした。
さらに今年は、過去のワークショップに参加した卒業生が“メンター”として戻ってきてくれるなど、まさに“学びが循環する”関西学院らしい光景が広がっていました。
大学生から中高生へ、中高生から小学生へ――知識と経験が連鎖していくその様子は、関西学院が大切にしている「一貫教育」の力を感じさせるものでした。
今年のテーマ:「AI活用 by “AI音認識”」
今年は、AIによる音の識別という身近で奥深いテーマに挑戦しました。
子どもたちは、生活の中で聞こえる音に耳を傾け、「AIならどう聞くのだろう?」「この音を使って何ができるだろう?」といった問いを出発点に、さまざまなアイデアを形にしていきました。
たとえば、
- 波長に沿って動く虫を捕まえるゲーム
- 認識した音声にもとづいて振動する文字
- 音声認識を取り込んだプロック崩しゲーム など
挑戦してくれた小学生からは柔軟な発想が次々と生まれました。
成果とこれからの展望
最後のプレゼンテーションでは、各チームが自分たちのAIプログラムを披露しました。どの発表にも独創性と努力の跡が感じられ、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
発表を終えた子どもたちの表情は誇らしげで、ひとりひとりに「AIプログラミングマスター認定証」が手渡されました。
関西学院では、今後も大学と中高、そして地域が連携し、創造力と学びの輪を広げていくワークショップを企画してまいります。
