SDGs for Children夏の小学校訪問の報告



この夏、SDGs for Children のクラブは吹田市立桃山台小学校で出張授業を行いました。この小学校は本校生徒の母校であり、卒業生自らがすべての調整を行って実現しました。授業の対象は5年生の児童の皆さんです。
まず部活動や学校の紹介をしたあと、今回のテーマ「海洋プラスチック問題」について考えてもらいました。漁業や観光、生態系、人間への影響について学び、さらに5ミリ以下のプラスチックである「マイクロプラスチック」について理解を深めた後、海の問題を解決するための道具を自由に考え、絵に描いてもらいました。児童の皆さんの発想力は非常に豊かで、高校生にとっても多くの学びや気づきがありました。
授業後は5年生の教室で一緒に給食もいただくことができとても良い経験になりました。
以下、参加した生徒の感想の一部を紹介します。
・小学生には高校生にはない斬新で画期的な発想があり、初心に立ち返って考えることができました。
・みんな個性豊かで元気いっぱいでした。話しかけるとしっかり返答してくれて、誰とでも話せる高いコミュニケーション能力を持っていると感じました。
・小学生は思った以上にしっかりしていて、私たちの質問にとても良い答えを返してくれました。
・桃山台小学校の児童の皆さんは、話している人に対してしっかり敬意を持ち、注意深く耳を傾けてくれました。短い時間でしたが私たちに心を開いてくれて、名前も一生懸命覚えてくれたのが印象的でした。受け入れてもらえたことが大きな励みになりました。
・想像力の豊かさに驚かされました。海洋問題を解決する道具を考える活動では、小学生同士で次々にアイデアを出し合い、中には高校生も感心するような素晴らしい発想もありました。
・小学生は想像以上に多くの知識を持っており、その知識を共有し合う力もありました。秘密道具を考える授業では、班全員が意見を出し合い、納得できるアイデアをまとめていたのが印象的でした。
今回の出張授業は、児童にとっても高校生にとっても学びの多い貴重な交流の機会となりました。お世話になった小学校の皆さん、先生方 ありがとうございました。
(文責)SDGs for Children 顧問 長尾芙美