名古屋大学宇宙地球環境研究所での「リカタビ。」学習発表と環境データ分析実習

2024.08.05

2015年から続いている「リカタビ。」ですが,今年の夏も名古屋大学宇宙地球環境研究所に行ってきました。7月17日(水)に高等部生徒5名が研究所を訪問し,午前中は生徒たちの学習と研究発表を行い,そしてそのあと名古屋大学の先生の講義を受けました。

一方,午後は環境データ分析実習と研究所見学をさせていただきました。 この活動では,上記の研究所から装置をお借りし大気中のCO2濃度を一年間毎週観測しているほか,昨年度から「Ross J. Salawitch, et.al., Twenty Questions and Answers about the Ozone Layer: 2022 Update, World Meteorological Organization, United Nations Environment Programme, National Oceanic and Atmospheric Administration, National Aeronautics and Space Administration, European Commission」の輪読をしています。

大気観測では生徒たちが校内で自主的に装置を立ち上げ観測記録をつけ,また輪読では週1回生徒一人が一つずつ Question を担当しレジュメを作って解説します。現在は,このうち Question 10 まで進んでいます。今回の訪問では,これら日頃の成果を生徒自らが発表してきました。昨年同様,研究所の先生方のご指導と助言をいただいた経験ができたこと,そして見学や講義・実習を通じた大学研究所の雰囲気を生徒たちが体験できたことはたいへん意義深い成果です。

(文責)理科:河野 光彦

発表スライド

文献