2023.10.06

10月3日(火)に、千里国際高等部1年生(約100名)の「公共」授業で 関西学院大学特任教授/元総合政策学部教授/国連外交統括センター 教授の村田俊一先生をお招きし、授業を行いました。今年は、関西学院大学の国連外交・統括センターの協力のもと実現することができました。

授業テーマは「一般教養と国際知識~SDGsとODAの関連~:Youthの行動変容と国際協力の重要性」。

冒頭、グレープフルーツ、レーズン、明太子、アンチョビなどの食べ物を実際に用いてクイズ形式で原産国を学ぶアイスブレイクを通して、グローバルな問題提起がなされ、私たちの衣食住が常に世界と繋がっていることを意識する機会を持ちました。また世界には1日約300円で暮らす人が約7億人いると言われていること、安全な水を飲むことができない人が約22億人いると言われていることも事例として取り上げ、国際協力、貢献の意義について考えました。

先生のご経験やODAのお話を通じて、国際協力のあり方も「モノからヒトへ」変容してきていること、日々の生活に疑問を抱くことの大切さを意識しました。また、グローバルな課題の中には、ジェンダー、公衆衛生、外国人労働者、格差といった国内にも共通する課題があること、それらの課題を解決するためにSDGsが設定されているということ、国際協力も以前のモノを中心にする国際協力からヒトを中心にする国際協力へと変容してきたことなどをうかがいました。そして、高校生として英語などの言語をツールにして貧困を解決するために、日本や世界について考えたり行動したりする必要性を全員で考えました。国内外でも活躍できるオールラウンドな人材になること、そのようなお話に生徒たちは興味を引かれていました。

この日の授業を通して、村田教授はSDGsの意味合いをしっかりと考えないといけないこと、日本の教育はこういった社会問題を取り上げる機会が少ないが、国際協力には一般教養を深く学ぶことがとても重要であることを、ご自身の経験を通しながら説明されました。そして最後に、日本で留まるのではなく、ダイナミックに世界に飛び出し、知識を常にアップデートしながら自分を磨いてほしいといったメッセージも力強く発信されました。

【生徒の感想】

  • 村田先生の話を聞いて、自分の国が世界的に見るとどういう状況に置かれているのかということや、他国ではどのようなことが起きているのかなどといった物事の状況などを客観的に見ることができるようにしたいなと思いました。

少しずつでも開発途上国の発展に貢献できるように自分ができることをやり、このような生活をできているのは当たり前ではないと言うことを噛み締めながら生きていきたいと思います。

  • これから国際協力について詳しくなりたいと思います。日本は、比較的海外にあまり目を向けていなくて他の国よりも他の国の事についてあまり詳しくないと感じています。だから少しでも日本の人の国際協力についての知識を高めたいなと思いました。そして姉(既に関西学院大学で勉強中)にも日本の問題について聞いて自分の興味を広げたいと思いました。
  • 貧困問題についての現状をもっと知りたいです。私たちの普段している生活とどのように違うのか詳細を知りたいです。話を聞くだけで現地を回らないと理解は到底できないと思います。また、SISでしか学べないことはたくさんあるので、それらを活かして将来の社会に貢献したいと考えました。
  • 国際協力というのは海外のみではなく国内(例えば、コンビニエンスストアでの海外の人の雇用の高さ)にも目を向けるべきであるというのを聞いて、すごく共感しました。なぜなら海外も重要であると同時に日本内での国際協力にも向けることで視野がさらに広がると感じていたからです。村田先生の「失敗して学ぶような自由さがあってこそ、クリエイティブな社会が生まれるのではないか」という問いかけはとても印象的だなと感じました。

以上