高校公共「ウクライナでの取材活動を通して伝えたいこと」(特別授業)
2023.06.28
高校「公共」の授業の最終回では、特別セッションを開催しました。
NHK大阪放送局のカメラマンである西山健一さんを講師としてお迎えし、カメラマンとして経験豊富な視点からお話をしていただきました。
西山さんは、現在世界が注目するロシアによるウクライナ侵攻の現地報道を首都キーウとその周辺で続けてこられています。
ご自身の取材経験を通して、生の現場から伝える報道の重要性と困難さについて語ってくださいました。
国際的な緊張と紛争の最中に身を置くことのリスク、しかし、その一方で真実を伝えるための決意と情熱についても深く語られていました。
さらに、西山さんは報道カメラマンとしての仕事も紹介していただきました。
映像を捉える技術や最新の通信機材による報道体制、また、視聴者に情報を的確に伝えるための視点の持ち方など、非常に具体的なアドバイスを私たちに伝えてくれました。また、高校生の私たちに対して、フェイクニュースが飛び交う時代に、ものごとを批判的に読み解くことの必要性を教えていただきました。
西山さんの報道カメラマンとしての経験や専門知識が、生徒たちにとって新たな視点で物事を考えるきっかけとなったことでしょう。
今回の特別授業を受けた生徒たちが、今後の学びやキャリアに向けての一歩となることを願っています。