高等部探究学習科:「知の探究」インタビュー体験



本校では高等部3年間における探究プログラムを「SGC(SOIS Grobal Citizenship)プログラム」と呼称し、個人の興味関心に応じた探究活動を日々の授業を通して実現しています。中でも高等部1年次に全員必修で行われる「知の探究(Inquiry Into Knowledge)」という授業では、「文献調査」「インタビュー」「アンケート」「科学実験」という4つの研究手法および研究者としての倫理観を、年間を通して学んでいきます。この授業を通して生徒たちは研究者としての考え方やテクニックを身につけ、2年次以降に行われる本格的な研究活動を実際に行うための準備を整えていきます。
今月行われた「インタビュー」の授業では、各界の第一線で活躍する先生方を講師としてお招きし、「講師の先生から一方的に話を聞く」のではなく、「講師の先生にインタビューをすることでさまざまな情報を引き出す」ことを通してインタビューの手法について学んでいきました。お招きした4人の先生方は、生徒から飛び出すあらゆる方向からの質問に一つ一つ丁寧に答えていただき、ただお話を聞く以上に様々な学びを得ることができました。
例えば、日本中世史学を専門とする伴瀬明美先生(大阪大学大学院人文学研究科准教授)をお招きしてインタビューを行ったグループでは、
・日本史を研究することでやりがいを感じる瞬間はいつですか?
・日本史を研究しようと思われた理由と大学教員になられた経緯はなんですか?
・女性教員として研究を続ける上での難しさややりがいはなんですか?
・大学の女性教員が男性に比べて圧倒的に少ない現状についてどう思いますか?
・今の日本には男尊女卑という文化が依然として残っていると私たちは思うのですが、それは歴史的な背景とどのように関係しているのですか?
といった質問がなされるとともに、伴瀬先生の答えに対して生徒からさらに追加の質問が投げかけられ、活発なインタビューとなりました。
探究学習科 菊池康貴