本校にてオンラインによる「外務省高校講座」が開催されました!

2021.06.29

 本校では高等部3年間における探究プログラムを「SGC(SOIS Global Citizenship)プログラム」と呼称し、個人の興味関心に応じた探究活動を日々の授業を通して実現しています。高等部2年生が全員履修する「フィールドスタディ&リサーチデザイン」の授業では、高等部1年次に「知の探究」にて身につけた研究手法をもとに、8つのグループに分かれて自分の興味関心に合わせた探究活動を行なっていきます。

 そのうちのひとつである「SDGs」のチームは、本来であれば東京等へ現地踏査に行く予定でしたが緊急事態宣言の発令により、急遽オンラインによるインタビューおよび大阪府内への現地踏査に切り替え、探究活動を継続しています。今月からはいよいよオンラインインタビューの本番がスタートし、全国各地の様々な「SDGs」に関係する方々とオンラインで結ばせていただき、自分の研究へとつなげていく予定です。

 

 その授業の一環として、6月22日(火)には外務省在フランス日本国大使館の木戸大介ロベルト参事官をオンラインでお招きし、インタビューを行いました。これは外務省の事業である「高校講座」の対象校として本校が選出され、実施されたものです。木戸参事官からは在仏大使館での仕事内容や日本とフランスの文化の違い、フランスからみた日本文化等についての御講演をいただき、その後本校の「SDGs」チームから様々なインタビューをさせていただきました。

 生徒からは、

  ・日本とフランスの違いとはどのような点か

  ・フランス政府のSDGsに対する取り組みとしてはどのようなものがあるか

  ・フランスにおける女性の社会進出はどのようなものであるか

 などといった質問がなされ、木戸参事官の方からひとつひとつに丁寧にお答えいただきました。最後には高校生の進路決定に対する熱いメッセージもいただき、非常に充実した時間となりました。今後も本校は国際交流に関する取り組みを積極的に押し進めていくとともに、オンラインなど様々な方法を通して多くの探究活動をする機会を提供できるようつとめて参ります。

 

外務省HP「令和3年度(2021年度)高校講座実施報告」

総合探究科 菊池康貴